姪の結婚式に招待されました。とても喜ばしく、うれしかったのですが、さて何を着ていこう・・・。叔母の立場としてどんな服装が50代女性にふさわしいの?地域や風習、格式の違いなどでさまざまですが、私が百貨店でフォーマルドレスのベテラン店員さんに教えてもらったことは・・・!?
【百貨店フォーマル売り場のプロ店員さんのアドバイス】
「叔母と言っても50代くらいなら
黒と限らず何色でもいいんですよ。」
(ただし白は花嫁の色なのでもちろんNG)
えっ!!そうなんですか!?(私)
「おめでたい日に、親戚テーブルが黒一色だとお葬式みたいになっちゃうでしょう。
今は洋装でも和装でもきれいな好きな色を召されていますよ。
その方が花嫁さんも喜びますよ」
「アクセサリーはパールと決まっています。
でもお葬式とちがってパールに飾りが施されたものなど
はなやかなものでもOKですよ。」
実は、そのベテラン店員の方自身も最初こそ姪の結婚式には黒の洋装で出席したけど
周りを見渡してみると、みんなきれいな色の衣装で出席していた経験があるとのことです。
もちろん相手方の家柄や風習の厳格さなど様々ですので、聞けるのであれば、招待側のお母さんなり、本人なりに相談するのがベストですが、私の場合あまり普段付き合いのない親戚関係だったので聞けませんでした。
ただ、別のお店の年配の店員さんによると
「叔母なら、黒留め袖以外なら洋装でもいいけれど、
なるべく黒がおすすめ。ただし、ストッキングは肌色。
決して黒のストッキングは履かないように。喪服になってしまうから。
そしてスカート丈は長めで。」
と言われました。
こうやって、フォーマル服の店員さんでも言っていることがまちまちですが、
今は叔母だからといって黒留め袖でないといけないということではないようです。
ただ、最低限のマナーは押さえておきたいもの。
結婚式で身に着けるものの最低限のマナー
- 殺生をイメージするような毛皮もの(ファー)や、蛇皮などのものは身に着けないこと、
- 白色は花嫁の色なので避けること。
- 靴はミュールなどつっかけの類は避ける
- 黒を着るにしても喪服の様にならないこと
こういった最低限のマナーを守れば、あとは姪っ子への祝福感があるほうが喜ばれると思いませんか?
ただし、叔母は立場としては招く側の人間となります。
相手側のあることなので、叔母として、姪っ子に恥をかかせないようにしたいので、はりきり過ぎず、沈みすぎずという微妙な加減が必要ですね。
【甥っ子、姪っ子の結婚式の服装 体験談】
実は、甥、姪どちらの結婚式にも数年前になりますが、出席経験があります。
ケース1. 人生初!甥っ子の結婚式の服装(50代女性)
叔母としての結婚式は全く初めてで、服装に対してそんなに意識なく洋装で出席。
イメージ写真です ↓
私の場合、親戚ということで黒の総レースワンピースにし、おめでたい感を出すためにラメ入りのシルバーの華やかなストールを羽織りました。
今から思うとラフ過ぎたかな・・・と思いますが特に浮くこともなく、シンプルな式のあと新婦の友達がたくさん出席した披露宴は賑やかで色とりどりのドレスが楽しくとても良い結婚式でした。
また、相手側はご両親及びお年を召された親戚の方が多く、年配の方は黒留め袖が多かったように思いますが50代位の女性は洋装でした。
ケース2. 姪っ子の結婚式の服装(50代女性)
次の姪っ子の結婚式は、相手側が医師家系であるという事と、式場が伝統の重んじるような格式高い場所であったことなどを踏まえて姪に打診したところ、
「ちゃんとした衣装で出席してほしい」
というニュアンスで言われたので姪っ子に恥をかかせてはいけないと思い、黒留め袖を着ることにしました。
お嫁入りのときに持参した黒留め袖もありましたが
後の手入れのことを考えると気が重かったので式場でレンタルすることに。
式場での留め袖レンタル料は
(式場にもよりますが)私の場合
- 留め袖レンタル料 2万円(小物などは別途)
- 着付け代 8000円
着付け代は姪側が支払いを済ませてくれていて助かりました。
それでも着物に合う小物、ヘアスタイルのセットなどかなりの出費。
その上に10歳は老けたように見えたので、気持ちも萎えました。
もし式場で小物のレンタル、ヘアセットも頼むなら
- 小物レンタル料 3000円
- 草履&バックのレンタル料 5000円
- ヘアセット 5000円
この料金はまだ良心的な方だと思います。大阪市内の式場の例です。
旦那の分もとなると
- 紋付きレンタル料 7万円
- モーニングレンタル料 1万8000円
さすがにヘアセットや小物はいりませんが夫婦でかなりの額になりますね。
そんなこんなで、やっとの思いで準備を整えましたが、当日先方側は新郎のお母様以外、誰も黒留め袖を着ておらず普通のワンピースで出席の人も。
あ然としたのを覚えています。
なので黒のワンピース、黒留め袖どちらも経験しましたが、何が正解ということは相手側のあることなので一概には言えません。
地域、相手側の風習や格式などまちまちとなるので、洋装であるならば50代という年代にふさわしい上質な素材の落ち着いたワンピース&ボレロ、ジャケット、和装なら、50代という年齢に合うキレイな色留袖で出席されると場も華やぎ、祝福感にあふれた雰囲気を提供できるのではないでしょうか。
ケース3. 姪の結婚式。50代女性のお呼ばれ衣装の正解は?
もう今回で3度めの叔母としての結婚式の出席。
数年ぶりにハレの場へ招かれたため、せっかくなので素敵なワンピースを
新調しようかなと思い、百貨店などを見て回りました。
とても素材がよく、高級感のある上品なワンピース、ベロアの光沢のきれいなドレスなど、シルエットの美しい衣装がたくさんあり、迷いましたが価格は上下合わせて10万円以上。
それにバックやくつ、パールのネックレスなど合わせると20万円は超えます。
更に姪の結婚お祝い金は叔母なら相場は5~8万円とのこと。
かなりの出費となりますよね。
そこで会社でそのことを話していたら同僚は
「私は全部レンタルで済ませたよ。靴もバックもぜーんぶ合わせて1万円だった。」
目からうろこの答え。
買うのなら予算以内のものを選ばないといけないため限度がありますが
レンタルなら、どんな高価な衣装でも手が届く・・・
しかもその後の保管も手入れもなし。もちろんカードの分割支払もなし。
ドレスはレンタルにして、長年使い続けることのできるパールのネックレスの良いものを買うのもいいですね。
そこで急遽レンタルドレスを探すことにしました。
「結婚式 レンタル」と検索するとたくさん見つかりますし、実際に気にいった衣装もあったのですが、日時が迫っていた(10日後)こともあり、どれも「予約済」でした。
結果、家にあった黒の総レースのワンピースをもう一度着ることに(一度目の着用した服)。
もう少し期間に余裕があったらレンタルしたかったです。
せっかくなので私が探したレンタルドレスのピックアップを備忘録として残しておきます。
また何かフォーマルな装いが必要な時の参考のために。
結婚式のレンタルドレスのおすすめショップ
私がいいなと思ったレンタル衣装サイトは
試着サービスあり(有料) 靴からバックアクセサリーまで |
ブラックレースフレアー袖ロングワンピ |
上質な国内外ブランドのパーティードレスを 単品ドレス+アクセサリーセットでらくらく。
|
大阪梅田にある店舗。海外ブランドのドレスがレンタルに。
完全予約制なのでゆっくり試着しながら選べます。
ネットレンタルはしていません。
ドレスシェア 全てのドレスに無料ネックレス付き。 有楽町線新富町駅から徒歩約2分にある店舗で事前試着OK! |
ワンピの魔法 テレビでも紹介されたことのある ネットで注文できるレンタルドレス店 |
あとがき
レンタルドレスのお店をいろいろ調べていくと、普段の洋服ではない、素敵なデザインのドレスがたくさんあって楽しくなりました♪
披露宴にかかわらず、これからはフォーマルな場所や、パーティに呼ばれても基本マナーさえおさえれば、いろいろなドレスに挑戦できそうです。
今回は姪の結婚式に着る服装。予算内に購入という枠にとらわれると、価格に比例した素材感になる場合もあるので、迷いますよね。これからも何度か着る機会がある、またはレンタルは損傷や汚れたりの心配が気になるという方は買う方が気持ち的に楽な場合もあります。
ただ、1日だけのシンデレラ気分でレンタルドレスという選択肢もありです。
どちらにしても、祝福の気持ちをいっぱいつめて出席することで、「おめでとう!」の思いは伝わると思います。お祝いする側のご自分も幸福感に満たされる服をぜひ見つけて出席されてくださいね♪