大学の卒業式の親の参加には賛否両論があるようですが、長い子育てを終え、学業の締めくくりとして、しっかり見届けたいという気持ちで出席する方も多いようです。参加する場合、服装などの身なりはとても大事。マナーに沿った恥をかかないスタイルで気持ちよく卒業式にのぞみましょう。
卒業式でありがちな「喪服」スタイルはマナー違反。
卒業式に参加の保護者の中でたまに見かけ、びっくりするのが「喪服!??」と見間違えてしまうような黒一色の服装の人。
もちろん華やかなパステルカラーや着物などの多い入学式と違って、卒業式は黒、グレーなどのダークな色を選ぶのが常識。
ですが、気をつけたいのが、喪服スタイルになってしまわないこと。
- ストッキングは必ず肌色に。寒いからといって黒タイツなどは避ける。
- コサージュをつける(奇抜な色は避ける)
- 中のブラウスを明るい色、またはフリルなどの装飾のある晴れやかさがあるものを選ぶ
家にあるブラックフォーマルをスーツとして使い回すのは卒業式に限ってはありですが
お悔やみの式ではなく、新たな門出を祝うおめでたい式という面を考えれば、黒一色は避けましょう。
ちなみに
喪服と礼服の違いは
- 喪服はお葬式や法事の場で着る礼服のこと
- 礼服は冠婚葬祭全般で着る正装のこと
ということで喪服は礼服に含まれるものですね。
礼服や正装などややこしいですね。
「礼服を着ることが正装している」ということなんです。
フォーマルウエアとは
日常着と違う改まった装いのことです。
時代とともに服装マナーの感覚も変化し、その土地柄や風習なども絡まって
これが「すべての正解」というものはありません。
マナーとは本来、相手に「敬意」「思いやりの気持ち」を示すことです。
卒業式に改まったフォーマルウエアで出席することは、
特別な服で着飾ることによって相手に「思いやり」や「敬意」を表し、
「こんなに大切に思っていますよ」と伝えることです。
厳粛な気持ちで改まり、気を引き締める役目ということですね。
そういうことを踏まえて、
卒業式の保護者の服装スタイルで「気をつけたいこと」
- 喪服スタイルにならないこと
- 色は黒かグレーなどダーク色
- ブラウスやコサージュなどで華やかさを演出
- 黒ストッキングははかない
- アクセサリーを上品なもので。パールがおすすめ。じゃらじゃらつけるのはNG
- 靴は5cmくらいのヒールがベスト。あまりデザインに凝ったものはNG
あとは長い学生生活を無事終え、新しい社会に飛び立つ我が子への
「敬意」「思いやり」の気持ちを添えて想い出に残る1日にしてくださいね!