いよいよ卒業シーズン。大学卒業となると子育ての大きな区切りとなりますよね。その卒業式に親が参加するのは過保護と思われないか。気になるところです。親の参加率や今の状況を調べてみました。実は私の息子もこの3月に大学卒業です。
大学の卒業式、親参加の割合は?
大学の卒業式に親が参加するのは子離れしていないこととして「恥ずかしい」というお子さんがひと昔前なら多かったと思います。
でも今は親の参加率は高くなり、5人に一人とも言われています。
(2013年生協資料より)
特に娘さんを持つ親は晴れ姿を一目見たいという気持ちもあり、おじいちゃんおばあちゃんを連れて参加する人も。
大学側も保護者席を設けているし当然参加は歓迎しています。
と言っても、
参加率はズバリ、大学や状況によって変わり、一概には言えないのが結論です。
な〜〜んだとがっかりしないでくださいね。
どんな大学や、どんな状況が参加率がたくさん親が出席しているのかをこれからお話します。
参加率が高いのは
ダントツに東大です。合格までの過程から親子二人三脚、または家族一丸となって協力体制で頑張ってきた方も多いですし、子ども以上に喜びもひとしおのようでおばあちゃんおじいちゃんも連れて生徒よりも多くこられるようです。
または、
地方から出てこられた子どもを持つ親御さん。卒業とともに一人暮らしの片付けの手伝いを兼ねて出てこられてそのついでに卒業式も出席というパターンですね。
卒業式に参加したい親の気持ちは?
子育て終了の区切りとして参加したい。
その一言に尽きると思います。生まれてから幼児教育、小学生からの習い事、中学校からの塾。
長い年月、ともに歩んできました。大学費用も大変だったですよね。
親としても「子育ての卒業式」だと思います。
たとえ子どもに「来なくていいよ」と言われたとしても
広い会場の中で特に会うこともできないと思いますし、親自身が行きたいと思うなら後悔しないためにもそっと見守るだけと決めて行くことをお勧めします。
子どもの方は卒業式が終わっても友達と約束があったり、何かと予定があるので決して一緒に帰って食事しようとかいうことは期待しないでくださいね。
もし自分が子どもの立場だったら…。
「来てくれるのは自由だけど、そっとしておいてね」
というのが本音ではないでしょうか。
親としてはいつもまとわりついて甘えていたあの小さな子どもが…と
心に風が吹くように寂しいですが、
それも立派な一人の大人として歩んでいる証拠。
我が子の自立の一歩をしっかり見届けようじゃありませんか。
大学卒業に親が参加しない理由
1.大学卒業となると当然成人式も済ませた大人。卒業式に出席するのは過保護のように見られて子どもが友達に笑われないかという遠慮。
2.子ども自身が卒業式に参加しない。
3.大学が遠い
4.子どもに「来ないで」とくぎを刺された。
などが挙げられます。
1と4の理由なら親の参加したいという気持ちがあれば行ってOKだと思います。
あくまでも参加するしないは親自身の気持ち次第。
世間や人の目を気にする必要は全くないからです。
まして子どもは照れもあって一応は来ないでと言いますが、向こうで声をかけたり、一緒に写真を撮ってなど要求しなければ特にはこだわらないはずです。「行きは一緒でも帰りは別々に」を覚悟してくださいね。
2のように子ども自身がなんらかの理由で(就活や研修と重なったり)出席しない場合は仕方ないですよね。
でも大学の雰囲気やこんな道を通って毎日通っていたのかと体感したりするのもいい思い出になると思いますよ。大手を振って保護者として大学内を闊歩できる最後のチャンスですから。
3の大学が地方で交通費や宿泊代もかかる、そこまでしていく必要を感じないということでしたらやめておいていいと思います。
そこまで参加したいという気持ちがないわけですから子どもが帰宅してからみんなで卒業祝いをしてあげたらいいのではないでしょうか。
まとめ
子どもの大学卒業式、私も迷っていました。うちの場合は息子だったので向こうで顔を合わせるのは嫌そうでしたし、こちらも友達に「過保護」な家庭と思われたらと心配でしたから。
でも最後の機会なので行こうと決心したのですが、息子自身、卒業式になんの感情もないらしく、参加するのかさえ不明なんですね。
なぜかというと1年休学していたので周りはみんな年下。学年違いの子達ということで仲良かった友達もすでに卒業済み。
入学式は夫婦揃って参加し、大学の雰囲気も通学路も体験していますので、卒業式は参加しないということになりそうです。
長男は遠方だったし、日にちさえも教えてもらっていず、卒業式には参加しませんでしたが芸術系の大学だったのでその代わりに卒業制作展に家族揃って見に行きましたのでそれは良しとしました。
次男は上記の理由で大学卒業式には参加しないため、何か区切りがつかないようなもやもやっとした感情が残っています。
もし迷っている方がいらっしゃるなら「子育て卒業」の儀式として参加されたらいかがでしょうか。
親の気持ちしだいです。
とにもかくにも、
子育て卒業おめでとうございます。
長〜〜い子育て、高〜い教育費、お疲れ様でした!!