息子の結婚が決まり、「顔合わせ」をすることになりました。そもそも自分の結婚は30年以上前で結婚のスタイルも随分と変わっていることにびっくり!自分達らしい「顔合わせ」をするためにも、周りの人の経験談を寄り集めてみました。
例1.娘の結婚「顔合わせ」体験談 知人男性(55歳前後)
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- 自分たちで会場を決めて両方の両親を招待、
- 費用もこちらで支払う。
- 特に婚約指輪の交換などもなし。
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[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”kaotitioya.jpg” name=”父親” ]
- 手ぶら
- ただし結婚時の住居は親が用意
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当人たち(娘と彼)が主体になって会場を決め(ホテルの個室)、支払いも本人達。
両家の親たちを招待する形で司会進行も彼。特に婚約の品なども用意なしで終始和やかに会食して顔合わせ食事会として完了。結納などは特になし。そのかわり住むところはこちらの親(知人男性)が用意。
この知人男性は不動産業をしていることもあって、娘夫婦の住むところは用意してあげたそう。
結納金はおさめなくてもこういった別の形で親が援助するんですね。
例2. 娘の結婚「顔合わせ」体験談 同僚女性(60歳)
当人達(娘と彼)が近くのいい感じのお店の個室を予約。彼が司会進行役となってお互いに自己紹介や挨拶をすまし、当人の他の兄弟も一緒に呼んでいて、わいわい賑やかに会食。
その場も後も特に結納を交わすこともなかったけれど、電化製品など新生活に必要なものなどは全て購入してあげたとのこと。
例3. 息子の結婚「顔合わせ」体験談 友人女性(57歳)
先方(彼女)の家から堅苦しいものはしたくないとの意向を尊重して結納はなし。
「顔合わせ」はホテルの個室で両家の両親と当人4人で会食。そのときに「婚約指輪」を渡す。お返しなしの条件付き。結納金の代わりに住居を用意。
先方の希望を尊重して「結納」はしないときでも、けじめとして何らかの形はとっておきたいと思うのも親の本音。確かに今の若者は無駄なものは省きたいと思うようですが後々、「何ももらわなかった」と思われたりしないかとか、いろいろ考えてしまいますよね。
例4. 娘の結婚「顔合わせ」体験談 友人女性(60歳)
両家とも結納はちゃんとしたいとの意向で、「顔合わせ」兼「結納」で有名な結婚式場の一室で行う。娘は振り袖、母親は訪問着。結納屋さんで用意した「略式結納品」3品を揃えてしっかりと口上もして厳かに行った。また、後日「婚約パーティ」として兄弟も呼んで一緒に会食。
先方の意向もとても大事ってことがわかりますよね。しっかりけじめとして「結納」をしたいというならちゃんとするべきだと思いました。またその後も両家とも「やって良かった」と大満足したようです。
「顔合わせ」体験談 まとめ
昔は「結納」が婚約になりましたが、今では「結納」を行うのはめっきり減少。婚約は「両家の顔合わせ食事会」が主流の傾向のようです。その後に「結納」という順番になる場合もありますが婚約の形は多種多様なスタイルになっています。
例4は顔合わせは省いて「結納」という式で顔合わせを兼ねています。
本来「顔合わせ」はもっと結納や結婚の前段階でとりあえず顔を合わせる形と捉えて良いようです。そのときに「結納」はどうしましょうか?などのお互いの意向を聞きあうといいですよね。
私達(30年前)の時代は顔合わせという概念がなく、結納でこちらの家に来てもらう時に初めて親同士が顔を合わせて結納を交わした記憶があります。仲人も必ずいたし、結婚は大変でした。
今は仲人を立てる人は1%程とか。
また「結納品」は貰った側もどうしたらいいか処分に困るのが現状ですよね。
私の時(30年前)も立派な結納品を頂き、親は喜んでいましたが、その後置き場所や処分に困ったのを覚えています。翁や鶴やら捨てるのはバチが当たりそうで…。
30年も経てば結婚・婚約のスタイルも変わって当然です。それぞれの地域によってしきたりも形式も違いますし、個人によっても考え方がまちまち。一番いいのは先方とよくすり合わせし、(仲を取り持つのはもちろん子ども達)双方が納得の行く形にすれば良しではないでしょうか。双方とも親の願いは子ども達の幸せだけですからね〜。
はじめて親の立場として臨む子どもの結婚までのあれこれ