お歳暮はその1年お世話になった人に感謝を込めて贈るものです。本来は品物を持参して1年の感謝を直接述べるもので、正月事始めの13日からというのが昔からの慣わしでした。 でも現在では訪ねてこられるのも訪ねていくにもお互い大変ですし、お伺いして手渡しはなかなかありませんね。今は配送がほとんどで、 お歳暮を贈る時期としては
一般的には 12月上旬から20日までに届けば大丈夫です。
お歳暮が年内に間に合わない。どうすればいい?
お歳暮、うっかり忘れてしまって・・・という場合のとっておきの裏ワザ・・・というわけでもありませんが、いい方法があります。 お歳暮の品をお正月用のカニや肉にしてしまうことです。 生鮮商品ですし、お正月用のものなので、30日ころに到着でも大丈夫。保存期間のことを考えるとあまり早く付くほうが困りますよね。
そしてできるなら、贈られるほうの都合も考慮して先に挨拶状を送るほうがよりていねいです。
「これこれこういうものをお贈りいたしました。どうぞお召上がりください。」と添えると先方にとって買い物が重なることも避けられますし無駄もなく喜ばれます。
また、生鮮食品でないもので年内に贈れそびれて年が明けてしまったら
1月2日過ぎから松の内の1月7日(関東)までに「御年賀」として贈る といいいです。
その場合はかんたんでも縁起をかついだものや、十二支にちなんだものがおすすめです。 ちなみに2016年の干支は猿です。
※松の内とはお正月の松飾り(門松)を飾っておく期間のことです。地方によって時期はことなり、関西では1月15日の小正月まで、関東は1月7日の大正月までなど。最近では七草粥を7日に食べるのでそれまでにという傾向になっているようです。
松の内(1月7日くらいまで)にも間に合わなかったら・・・ 立春までに「寒中御伺」「寒中御見舞」として贈ることもできます。
※立春・・・2月4日ころ
お歳暮の贈る先が喪中だったら?
お歳暮はお祝いことの品ではないので、先方が喪中でも、自分のほうが喪中でも関係はありません。 ただし、のしや水引ははずし、短冊で「お歳暮」としたものにします。四十九日も過ぎていないようなまもなくであれば少し時期をずらし、「御年賀」は避け、「寒中御見舞」のほうがいいでしょう。
あとがき
お歳暮って面倒なようでいて実はとても大事なおつきあいの行事。ひと時でもあの人はどんなものをよろこんでくれるかなって考える時間を持つということ、また贈られた側もいろいろ考えて選んでくれたことに嬉しかったり・・・。一年の締めくくりに日本のよきな慣わしの暖かい時間を楽しんでくださいね♪