おせちの名前の由来などは諸説(※最後に紹介)ありますが、共通して言えることは、おせちとは
「よい1年を過ごせますように、という願いを込めて作られた料理」
ということです。いろいろうんちくがあって面倒くさい~といわず、新年がいい年になるように、おせちで幸運を引き寄せましょう!
おせちで欠かせないもの定番8品のいわれと意味
1.縁起のいいおせちの意味~黒豆
「黒豆」の黒色は邪気を払う色。「まめ」には「まめに暮らせよ」というように勤勉と丈夫でよく働けるようにという意味も込められています。
2.縁起のいいおせちの意味~紅白かまぼこ
「紅」は魔除けや喜び。「白」は清浄や神聖を示す
3.縁起のいいおせちの意味~たたきゴボウ
ごぼうが地中に深く根を張るように家の基礎が堅固で代々続きくように、またごぼうには悪い血を取り去る効能があるとされています、
また、たたき牛蒡は「開きごぼう」とも呼ばれて運が開くにかけています。
4.縁起のいいおせちの意味~栗きんとん
「栗」は勝ち栗とも呼ばれる縁起のいいもの。また金色に輝く様子が「金団」と書き、お金に困らない豊かな1年を願った。金運を呼ぶ縁起物です。
5.縁起のいいおせちの意味~伊達巻
くるくると巻かれた様子が巻物のよう。知識が増えるようにという願いから。
6.縁起のいいおせちの意味~昆布巻
「こぶ」は「よろこぶ」とかけて喜ぶことがいっぱいの1年になるようにという願いをこめて。また昆布は「えびすめ」ともよばれ
恵比寿さま(七福神)にもつながり、縁起が良い。
7.縁起がよいおせちの意味~れんこん
蓮根の穴に因んで将来の見通しがきく。
8.縁起がよいおせちの意味~海老
海老の長いヒゲを老人にたとえ、またゆでると腰が曲がるので年いくまでに長生きできるように。また海老は脱皮しながら成長していくことから
出世などの願いをこめて。
まとめ
どうでしたか?食文化が豊かになって、お正月の過ごし方も様々。だんだんと簡略化され、作らないという家庭も増えていることでしょう。
でも日本の先人たちの「良い年に迎えるために」という強い願い。今よりも過酷だった時代の想いがあふれているような気がします。
エスプリと知恵のつまったおせち料理。ぜひ、縁起のいいおせちで幸運をつかんで下さいね!
※おせちの名前の由来は「御節供」(おせちく)だとされています。
季節の変わり目などに祝い事する日を「節日」(せちにち・せつじつ)といい、中国の唐の時代に一年を竹の節のように区切って特別な日を祝い、その流れが日本にも来たようです。5月の節句、桃の節句など馴染みの深い「節」ですね。
お祝いごとのある節目の「節」。その節日に会食することを「節会」(せちえ)と呼びました。そして節日に神様にお供えする食べものが
「御節供」それが略されて「おせち」になったものと言われています。