宅配おせちかネット通販のおせちか、今年はどちらかを注文したいと思っています。
そこで記憶に蘇ってくるのは2011年に世間を驚かせたグルーポンで扱ったおせち事件。
知らない人のためにざっとお話すると、
(株)外食文化研究所というところが運営していた「バードカフェ」が謹製おせちをグルーポンというサイトで販売。見本の写真の豪華さと、21000円相当が半額の10500円になるということで注文が殺到。
500件ものクーポンが売れた・・・・。
そこまではめでたしめでたしなんですが、届いたおせちをみてびっくり!
見本写真とは似ても似つかぬお粗末な内容、というか残り物?誰か食べたの??というくらい
スッカスカ。
新年を祝うお正月にこんなものが届いたらもう怒りで声もでないでしょう。お察しします。
その後「バードカフェ」は閉店、運営していた会社は次々と名前を変え今も健在しているらしいです。
掲載していたグルーポンは信用をいっきに失墜させて、提携していたお店は次々撤退などの危機を経験してもなお、根強い人気に支えられて、2014年に夢のおせちキャンペーンをやったりと頑張っているようです。
ただ、このおせち事件はかなり消費者には固定観念を植えつけたようで、やっぱりネットの取り寄せは「信用ならん」と頑固に思い込むユーザーも残ってしまったネット飲食業界の負の財産となってしまいました。
見本はイメージ写真です。の一言を添えられているだけで、責任を免れることがたとえできようと
お店の信頼、載せているサイトの信頼を失うことのほうが目先の利益よりよっぽど大きいこと。
なので、「しょぼいおせちは店の沽券に関わる」と一本も二本も筋の通ったこだわりを持つ、
老舗やデパートなど実店舗のしっかりあるおせちのお取り寄せなら大丈夫なはず。
それこそ、美の競演ならぬ、「おせちの競演」ごとく、おいしいおせちが届くと信じています。
それにこのおせち事件があったからこそ、見本と実物との差がないように改善もされているし、
口コミがどれだけ影響するかが証明されたのできっとクオリティーの高いものが届くのではないでしょうか。
「そんなに期待してなかったのに、想像以上においしい!」といって家族で美味しさをかみしめながら良い新年をむかえたいですよね。