2016の冬至は12月21日。お風呂にゆずを浮かべる「柚子湯」をすると一年中風邪ひかないと言われていますが、ゆず湯に入って皮膚がピリピリしたり、かゆくなったことはありませんか?実体験をもとに柚子湯で肌がピリピリした理由と対処方法を調べてみました。
お風呂にゆずを浮かべたら肌がピリピリしてきた!
ある年の冬至の夜、「いい香り〜」とゆずを丸ごと3つほどお風呂のお湯に浮かべて入浴していました。
もっとゆずの香りをさせようとゆずをぎゅっぎゅっと揉んでいると、
太ももやおなか周りの皮膚のあちこちが「イタタ・・・」痛い。なんかピリピリする〜〜。
そしてなんか痛痒い・・・・。
あわてて湯船から飛び出て、もったいないですがお風呂のお湯を抜いて全部入れ替えました。
今まで一度も柚子湯に入ってピリピリしたり、皮膚がかゆくなったりすることはなかったのですが今回はなぜ?
原因はやはり「ゆずをぎゅぎゅっと揉んだこと」でした。
なぜ柚子湯で皮膚がピリピリするの?
ゆず湯で皮膚が痛くなる理由は2つ。
柚子湯の皮膚ピリピリの理由その1.
ゆずの皮に含まれる「リモネン」という精油成分です。この成分が肌の油分を吸い取ってしまい、まだ肌の薄い赤ちゃんやお年寄り、冬で乾燥してしまった肌の油分を必要以上に取ってしまい、肌に刺激を与えてしまうこと。
柑橘系の洗剤って商品化されていますよね。成分を凝縮させることで洗剤にも使われるほど油脂を分解するパワーがあるんですね。赤ちゃんやお年寄り、弱った肌の状態の人は要注意です。
柚子湯の皮膚ピリピリ理由その2.
ゆずの果汁。ゆずを絞ったジュースなどを飲んだことがある方はわかりますがさっぱりとし、酸味が効いていますよね。
その爽やかさ、さっぱり感のもとは「酸性が強い」こと。
冬の乾燥などでバリア機能が弱まった無防備な肌にとっては大きな刺激になってしまうんです。
同じように柚子湯に入っても特に肌が痛がゆくならない「平気」という人と、私のように皮膚がピリピリしてしまう人など、個人によって差が出ます。
でもせっかくの冬至。柚子湯にはいりた〜い。だって柚子湯にはこんなにもたくさんのメリットが。
柚子湯のメリット・効用
- リラックス効果
- 新陳代謝を促して血行を促進
- ビタミンCによる美肌効果
- 冷えとり効果
- さら湯より保温が持続し、体が温まる。
ぜひ柚子湯の効用は授かりたいものですよね。柚子湯に入っても肌がピリピリしない方法が知りたい。
肌がピリピリ痛くならない柚子湯の方法
一番ピリピリ刺激を減少させるのに効果的なのは、ゆずを一度、湯通しすることです。
- 沸騰したお湯にゆずを入れる
- もう一度沸騰したら終わり。
こうやって一度ゆでたゆずを洗濯ネットやお茶パックなどに入れて2個くらいお風呂に浮かべる。
ただ、この方法だと醍醐味であるあのいい香りが半減してしまうので個人的にはおすすめしたくないんです。それに面倒ですよね。
それよりも柚子湯の入り方を少し工夫することで皮膚がピリピリするのを防ぎましょう。
柚子湯の入り方、気をつけたいこと。
- ゆずを洗濯ネットなどに入れた後、切ったりせずまるごとで浮かべる(半切りにしたり、輪切りにしたりしない)
- ぎゅぎゅっと絞らない
どうしても肌が弱い、アレルギーが心配な人は無理に湯船にゆずを入れない下記のやり方をおすすめします。
湯船にゆずを入れずに楽しむ方法
- 湯船の近くに洗面器を置き、そこにお湯をはる。
- 輪切りにしたゆずを浮かべる。
ゆずは香り高いので、十分に柚子湯を満喫できますよ♪
まとめ
冬至に柚子湯。今ではゆずを入れる袋入りでスーパーで売っていたりしますね。(便利!!)皮膚がピリピリしない対策で昔からの先人の知恵にあやかり、効用がいっぱいの旬のゆずを使ったゆず湯をぜひ楽しんでください。