ハロウィンといえばカボチャのおばけがシンボルですがいったい何者?と疑問に思ったことはありませんか?本名や、人物像、なぜかぼちゃのお化けになったかのいきさつなど実は深~い話があるんです。10月10日のハロウィンにふさわしい面白話ネタの参考にお聞き下さい♪
カボチャのおばけの本名は
ジャック・オ・ランタン。英語綴りはJack-o’-Lantern
oは元はofだった。「ランタンを持つ男(ジャック)」という意味。
ジャック・オ・ランタンの人物像
口達者で、ずるがしこく怠けもの。悪魔をも巧みに手玉に取れる。(詳しくは後のお話の中でわかります。)
スコットランドや、アイルランドで伝えられるかぼちゃ(カブであることも)をかたどった西洋の妖怪。
ジャック・オ・ランタンのお化けになったいきさつ・伝説
(各説ありますが、ここでは一番ポピュラーで多く伝えられているお話を紹介します。)
むかし、ジャックという鍛冶屋がいた。口が上手いが怠け者で堕落した生活を送っていた。
ある日ジャックがいつものように酔っぱらって酒代も払えずにいたところに悪魔が現れる。ジャックを地獄へ引き連れに来たのだ。
しかしジャックは悪魔に言葉巧みに取引を持ちかける。
「最後にもう一杯の酒を飲ませてくれ。」しかたなくコイン(酒代)に変身した悪魔だったが、そのまま財布にとじこめられ十字架で封じこめられる。そしてジャックは悪魔に「出してあげる代わりに今後10年間、俺を地獄へ連れて行かないように」と約束させる。
やがて10年後、改心もせず相変わらず周りにウソをつき、騙してばかりの悪行に悪魔は約束の時間が過ぎたため、再び地獄行きをジャックに告げる。
「わかった。最後にあの木の上のリンゴを食べさせてくれ」といって悪魔を木に登らせる。その隙に木に十字架をかき、身動きをとれなくさせ、木から降りられなくなった悪魔にまたこう約束させる。
「一生俺を地獄に入れないように」悪魔は今度もその約束をのむ。
そして年月が過ぎ、ジャックは怠惰な人生ながらも寿命で亡くなるが、もちろん天国では断られる。仕方なく地獄に行くと例の悪魔が「約束だから地獄には入れることができない」。
天国にも地獄にも入れないジャックは暗い夜道をさまようしかなく、そばにあったカブ(今はかぼちゃ)をくりぬいてろうそくを立て、永遠にさまよい続けている。
なぜ10月31日がハロウィンに?
その地域では1年の終わりが10月31日。その日は死者の霊が家を訪ねてくると信じられていたが、同時に悪魔や魔女などの悪霊もやってくる。
自分たちを守るために魔除けのためにたき火をたいたり、仮面をかぶって威嚇したりなどしていたのが伝わっていき、現在では家の前にたき火の代わりに魔除けとしてかぼちゃをくりぬいてろうそくを立て、子どもたちが魔女や悪魔に仮装して家々を訪ねる。
「お菓子をくれないといたずらしちゃうよ」「トリック・オア・トリート(Trick or treat)」
こうやって10/31が「ハロウィン」という楽しめる風習になっていったと言われています。
ハロウィンの言葉の由来は?
こんどはハロウインのことばの語源が気になってきました。ハロウィン、英語のつづりはHalloween
ウィキペディアによると、
教会暦では日没から翌日日没までを一日と数える。したがって10月31日の夜は、教会暦においては「11月1日の始まりとしての夜」になる。
カトリック教会では11月1日を「諸聖人の日」(古くは「万聖節」とも)としているが、英語の「ハロウィン」は「諸聖人の日(万聖節)の夜」を意味する “All-hallow Evening” の短縮形をその語源としており[14]、現在確認されている使用例は、16世紀にみられるものが最古である[15]。
んーむずかしくてよくわかりませんが、とりあえずは語源は「万聖節の夜」というAll-hallow Eveningが短縮されてHalloweenってことですね。
まとめ
ハロウィン、年々日本でもあちこちで楽しいイベントが行われて盛り上がっています。仮装もコスプレもこの日ばかりは堂々お披露目できるとあって日本文化ともぴったりですよね。カボチャのおばけの伝説いかがでしたか?ジャック・オ・ランタンも何か憎めないキャラに思えてきました。それよりも何度もだまされる悪魔にツッコミを入れたくなったのは私だけでしょうか(笑)
何はともあれ、ハロウィン楽しみましょう♪