3月3日は女の子のお祝い「ひな祭り」。おひな様は飾ったけれど当日の献立はどうしよう、普通のメニューだと味気ないけど手の込んだ料理はできないしと悩んでいる方にオススメなちょっとした工夫でひな祭り気分が上がるお祝いのアイディアです。
ひな祭り料理これだけを押さえれば大丈夫!5つの食べ物
忙しい毎日だけどせっかくのひな祭りにはお祝いメニューを出したいというママさん。何はさておき、ひな祭りといえばこれ!という5大食べ物お話ししますね。多分予測はついているでしょうが、その5つの食べ物とは
- ちらし寿司
- ハマグリの潮汁
- ひし餅
- ひなあられ
- 白酒・桃花酒・甘酒
やーぱりね。はい、ひな祭りといえばちらし寿司、ハマグリの汁物、ひし餅、ひなあられ、甘酒ですもんね。でもがっかりするのはまだ早いですよ!メニューはありきたりでも、ひな祭り料理の深い意味を知ることでいつもとちょっと違うメニューに変身。ご参考になれば幸いです。
ひな祭りの定番ちらし寿司の意味と、ワンランク上のひと工夫とは?
ちらし寿司の意味と由来
そもそもひな祭りは自分の身代わりとして身のけがれを「形代(かたしろ)」というものになでつけて、川や海へ流す行事でした。水辺での行事ということで持ち運びしやすい重箱に色とりどりの食材を詰め、酢飯ということで傷みにくいちらし寿司ということが最適だったんですね。元祖アウトドア料理のとも言えますね。
ちらし寿司の具
いつもは「すしたろう」などの半レトルトを混ぜて薄焼き卵を作ってはい完成。なんていう私ですが今年からはていねいに行事食を味わおうと心を入れ替え、ちらし寿司の具について調べてみました。
- 赤い海老 (海老は腰が曲がるまで長生きできるように長寿の意味を込めて。)
- 白いレンコン (見通しが利くように)
- 緑の豆 (まめに働けますように)
この3つの縁起の良い食材を入れてちらし寿司をワンランクアップさせちゃいましょう。なんか良い予感がする気がしませんか。
ひな祭りの定番料理はまぐりの潮汁のいわれとコツ
はまぐりの潮汁(うしお汁)のいわれ
はまぐりなどの2枚貝ではもともとの対の貝以外ではなかなかぴったりと合わないことから相性の良い相手とめぐり合いますようにという願いが込められています。
はまぐりの潮汁(うしお汁)のワンランクアップのコツ
うしお汁と言われるとなんだか難しそうに思いますがはまぐりのお吸い物のこと。普段、アサリのお味噌汁が作れるなら簡単にできますよね。ただ、ひな祭りのはまぐりの潮汁の場合、お椀にひとつの開いた二枚貝の両方に身を一つずつのせます。ひとつのお椀にひとつのはまぐり、身は二つ。
わかりやすくいいうと、
ひとつのお椀に開いたはまぐり一つを入れ普通なら身は片側一つしか入っていないですよね、からの貝にも一つ身をのせ、両方の貝に身をのせるのが正式なんです。今年は正式バージョンにしてみてはいかがでしょうか♪
ひな祭りの定番ひし餅のいわれとコツ
ひし餅のいわれ
ひな祭りといえば欠かせない3色のひし形をしたひし餅。
- 赤は魔除け。材料)くちなしの実で色を出しています。
- 白は清浄。材料)ひしの実(蒸すと栗の味)
- 緑は健康。材料)よもぎで色を出しています
女の子の健やかで純粋な成長を願う食べ物です。
ひし餅を選ぶコツ
昔からの製法で作られている和菓子屋さんで買うとあの綺麗な3色も健康に良い材料で練り合わせられています。赤色のくちなしの実は解毒作用、真ん中のひしの実は血圧を下げる作用、緑のよもぎも健康維持に良い作用など。メーカーによって随分変わりますが伝統的な作り方にこだわっているひし餅を購入することをお勧めします。現在では着色料で色をつけたりなど様々ありますので成分表示をチェックしてくださいね。
ここだけの本音
実は・・・・。ひし餅ってあんまり見かけないと思いませんか?昔ながらのくちなしの実やひしの実で練り上げているひし餅は非常に見つけづらいです。こちらでひし餅を紹介しようと探してみたところほとんど上記の材料で作っているものは見つかりませんでした。赤色はあみ海老を代用したりはまだいいんですが中には赤や緑の食用着色料を使っているものも多い。
なので、しきたりにこだわって体に良くないものを食べるよりは、私はひし餅の代わりにいちご大福をおすすめします。いつもより少し値段高めのイチゴ大福を奮発。春といえばイチゴ♪ 初もの、旬ものは縁起がいいと言われています。旬のイチゴを使ったイチゴ大福でおひな様を祝うのも全然ありですよ♪
ひな祭りの定番お菓子ひなあられ
昔、ひな人形を持って野山に遊びに行く時に持参したお菓子と言われています。もち米をあぶった干し菓子のこと。
関西と関東では違い、関西では餅を細かくして揚げたあられのことで関東は米粒を炒ったもの。残った食材を大事に使うことで倹約を身につけさせたと言われています。
ひな祭りの定番「白酒・桃花酒」
飲むと邪気を払うと言い伝えられています。
ひな祭りは「桃の節句」。桃は「百歳(ももとせ)」、縁起がいいことから白濁した酒に桃の花を浮かべ「桃花酒」と飲まれてきていたのが、江戸時代からもち米を濾さずにすりつぶした「白酒」に変わり今では白酒が主流になりました。
私のおすすめは、今話題の発酵食の一つ米麹で作った甘酒です。白酒とは違いアルコールは入らず、今ブームの発酵食品としてたくさんの種類の「甘酒」が出ているのでこの機会に楽しんでみては。
なんと!にんじんの甘酒♪ 無農薬のにんじんジュースでおなじみのピカイチ野菜くんの商品です。
まとめ
ひな祭り、春の訪れとともに桃の節句を楽しむのは女の子ならではの楽しみ。やらなければ、お祝いしなければと気負ってしまうとめんどくさくなってしまいます。ちょっとひと工夫したこれらの5つのメニューさえ押さえればお祝い気分満点の「おひな祭りメニュー」が完成します!春の季節を楽しむイベントとして気楽な気持ちでやってみてはいかがでしょう。縁起の良い行動で運気もアップするかもしれません♪