今ニュースで取り沙汰されている「デング熱」。
蚊に刺される人と刺されない人、同じ場所にいても
なぜこの差がでるのでしょうか?
たかが蚊、されど蚊。
東京の代々木公園で体育祭の練習をしていた十数人のグループの中から3人ほどの同級生がウィルスに感染された蚊にさされ「デング熱」を発症。熱と発疹の症状が出た後、大抵は1週間ほどで回復するらしいですが、重症にいたることも。
ここで疑問に思うのは蚊は刺す相手をどういう基準で選んでいるのか。
刺されやすい人はどんな人なのか?
昔から、わたしの周りでは蚊に刺される人は「O型」「若い人」とか言われていました。実際のところどうなのか調べてみました。
蚊に刺されやすい人の特徴
1.暗い服、黒っぽい服、又は色黒の人
蚊は様子を見ながら黒い毛皮を持つ哺乳類を探している(昆虫学者グレーソン博士説)ので、暗いところ、黒いものを身にまとうと蚊はよってきます。
草むらや公園に夕方散歩など行くときは蚊対策として白っぽい服を。
2.アルコール、お酒を飲んだ後、又はよく飲む人
蚊は二酸化炭素を目印にターゲットを探します。お酒をよく飲む人は肝臓でアルコールを分解するのでその時に二酸化炭素を多く排出します。
二酸化炭素を多く出すもの=哺乳類と認識。蚊に見つけられやすいということです。
3.O型の人
いろいろな研究の結果で明らかになっているようですが、O型の血液には花の蜜に似ている物質があるそうです。それを鋭く感知して蚊が近づいてくるようです。
4.香水「花の香り」をかけている人
蚊は活動のエネルギーとして、花の蜜や果汁、樹液などをエサにします。
花の香りの香水は、蚊に「誤解」されて寄せつけてしまうんです。
5.汗をよくかく人
蚊は人間の汗から何らかの「化学物質」を感じ取り、ターゲットとしてよってきます。汗をかきやすい太りぎみの人、体温の高い赤ちゃんなどは要注意ですね。刺激の少ない防虫剤などでガードしてあげましょう。
また、妊娠後期の人も息をはく量が多くなり、二酸化炭素を排出が多量になるので蚊に存在を気づかせてしてしまいがち。夕方の公園などは避けて。
以上が蚊にさされやすい人と蚊に刺されにくい人の違いです。
人を刺す蚊はメス。
普段は花の蜜などをエサにしているのですが産卵期になってタンパク質が必要になるため、哺乳類を探し、血を吸いにさまよいます。蚊は人間の血を吸うときに唾液で血液が固まらない物質を流し込み、血を吸うんです。
たかが蚊さされといえども、上に上げた蚊にさされやすい条件の逆をいけば、
蚊に刺されにくく、蚊さされ対策になるので、ぜひ防御してくださいね!