マンションのふすまはもう20年ほどそのまま。経年劣化で謎のシミがいくつかでき、黄ばみがひどくなっていたので「ふすま貼り替え」にチャレンジ。簡単にできると思いきや、いろいろ面白いことがわかったのでシェアします。古いマンションのふすま貼り替えを考えている方の参考になれば嬉しいです♪
マンションのふすまの貼り替え手順
1.自分のマンションの「ふすま」のタイプはどれかを知る。
ふすまの種類は大きく分けて3つあります。
- 木素材のしっかりした本ふすま(板ふすま)
- ダンボールふすま
- 発砲スチーロールふすま
ふすまの見分け方
・持ち上げて重い、トントンと叩くと木の音→本ふすま(板ふすま)
・軽い、叩くと鈍い音→発砲スチロール・ダンボールふすま
うちのマンションのふすまは「発砲スチロールふすま」でした。

マンション購入価格、結構高かったんだけどな〜ふすまや縁など今になって安い素材でつくられていることがわかってちょっと騙された気分。
2.ホームセンターで「ふすま紙」を購入。
自宅のふすまのサイズを測る。売られているふすま紙の幅はほぼ92~94cm巾。(※サイズはしっかり把握)
あとは貼り方です。
貼り方のタイプ3種類
- 粘着(シールタイプ)
- 再湿(ぬらして貼る切手のようなタイプ)
- のり(のりで貼る)
このなかで発砲スチロールふすまは芯材が弱く「のり」だとそり返るため無理。粘着(シールタイプ)だとかろうじて大丈夫ということで「粘着」を選びました。
他にもアイロンで貼るタイプなども。
3.ふすまの貼り替え作業
準備するもの
- ふすま紙
- マスキングテープ(縁に貼って保護)
- カッター
- はけ
- 金差し
縁をマスキング
まず、まわりの縁にマスキングテープを貼ります。
これをしないとシールの粘着が強めのため、はみ出たふすま部分の縁がくっついて、はげてしまうのでマスキングすることを強くおすすめします。

<失敗談>実は1枚目、ずぼらをしてマスキングしなかったためはみでた部分を剥がす時、縁がところどころハゲてしまった。縁にマスキングするのは面倒だけど必須です。ふすま紙の粘着が、結構強いのであとあとラクです。
引手を外す
簡易なボンドでくっつけられているだけだったので簡単にはずれるし、つけるのも簡単でした。

ふすま紙を慎重に貼っていく
初めての貼り替えなので今のふすま紙は外さず、その上からシールタイプのふすま紙を慎重に貼っていきます。
大きなシールを貼るイメージです。
粘着が強いので貼り直しはききません。
縦横ずれないようにサイズを合わせ、位置合わせを確実にしてから5㎝くらいずつ裏紙をはずしながら貼っていきます。
スマホ画面の保護カバー貼る時の緊張感、思い出す…。
はけは空気を押しだしてしわを防ぐため。

はみ出た部分を切る
最後まで貼り切ったら、縁のはみ出た部分を金の物差しであてながら切ったらおしまい。

引手は十文字に切り目をつけて丸く切り取り、金具をはめます。

あとがき
一発勝負の「粘着」ふすま貼り替え。ところどころ空気が入ってシワになりかけましたが、なんとか押し出してセーフ。
今回のふすまは寝室の押入れの目立たないゾーンだったので自分たちで貼り替えました。何年か後、またこの上から重ねての貼り替えというのははむずかしいらしいです。(反りかえってしまうとか)
ふすま紙は近くのホームセンターで1枚1980円。3枚貼ったので6000円で済みました。はじめての作業で不安でしたが、2枚目、3枚目とやっていくうち、要領もわかってきて、仕上がりもなかなかのもの。
慣れれば30分くらいの作業時間でできます。
なにより節約もできたし、ふすまもすっきりきれいになって大満足♪DIYバンザイ。