敬老の日は毎年9月の第3月曜日。ディサービスや、介護施設、老人ホームのスタッフさんにとっては1年の中でもかなり重要イベントではないでしょうか?毎日接しているおじいちゃん、おばあちゃんとのコミュニケーションの総決算。スタッフさんも楽しみながら大盛り上がりできる出し物のアイディアを集めてみましたので参考にしてみてください。
おじいちゃん、おばあちゃん大ウケする敬老の日の出し物アイディア!
【笑い】
大笑いしてもらうことが一番。予算が許せば、若手お笑い芸人の方に出演依頼してもいいですが、できるならスタッフの手作りにしたいですよね。
ネタは普段接しているスタッフならではの、日頃のおじいちゃんおばあちゃんの行動を題材にすると親しみやすく、受けやすいですね。
気をつけるポイントは
- いじり過ぎて不愉快な思いをする人が出ないように。
- マシンガントークのようにまくしたてる言い方ではなく、ゆっくりとみんなの反応に合わせて進めていって下さい。
- いくらお年寄りの会といえども、あまり「お年寄り扱い」をしないこと。
【歌・ダンス】
歌は時を忘れて、その歌が流行った若き時代にタイムバックさせてくれる魔法です。私が経験したエピソードをお話しますね。ある懐かしの歌手ばかり集まった「同窓会コンサート」に行った時のことです。前の席に座っていたおばあちゃん、コンサートが始まる前は両脇を抱えられて立つのがやっとだったんです。なのに曲が佳境を迎えてみんなが手を振って踊る曲になった時、なんとあのよろよろしていたおばあちゃんがすくっと立って手を振って一緒に踊っていたんです。その時、歌の力ってすごいなってとても感心しました。
それほど「歌」って心に働きかけて、心が動けばカラダも動く・・・影響があるんですね
気をつけるポイントは
- 聞いていてつらい想い出が浮かぶような戦争に関連したものはなるべく避ける。
- 懐かしい歌、明るい気持ちになる歌を選ぶ。
- 早いテンポの曲ではなくて、ゆっくり、はっきりとした曲が良い
- 一緒に振付けできる部分を作ったりなど、みんなで参加できるようにする
【手品】
単調な毎日を送りがちですよね。良い意味での「ハッ」とする驚きは若々しい心の特効薬。認知症予防にもなります。
「えっ!!」「なんで!?」と驚く手品は鉄板メニューですね!!
気をつけるポイントは
- 手元で小さく終わってしまうようなものは、席が後ろの人は全く面白くないので避ける。
- 大きな動作の、手品の結果がパッと明るくわかりやすい、大おぶりなネタにする
【懐かしい写真】
おばあちゃん、おじいちゃんの赤ちゃんの頃、又は若かりし頃の写真をご家族にお借りして、コピーして引き伸ばし、みんなに「これは誰?」と当ててもらう。
お互いの親交も深まるし、会が終わってからも話題の糸口にもなって施設内が活気づいていい雰囲気になったり…。また本人も懐かしい思いに満たされます。
気をつけるポイントは
- 写真の選び方は、必ず本人が喜びそうなものを選択。例えばつらい時期を思い出すような時代の写真は避ける。(ご家族に確認)
【変身ビフォーアフター】
おばあちゃんだって美しくなりたい。変身願望はあるはず。活発でひごろからおしゃれに感心のありそうな方に交渉してヘアメイク、服装も変えて大変身ショー。「メイクリハビリ」という分野もあるくらいお化粧ってその人をイキイキさせるパワーがあります。コレをきっかけにみんながおしゃれしだしたら施設内も華やぎますね!
いかがでしたでしょうか?若いスタッフが思っているほど、おじいちゃん、おばあちゃんは自分を年寄りとは思ってないんですよ。日頃は静かに過ごしている分、敬老の日は思いっきりおじいちゃん、おばあちゃん達がパワー発散できるイベントにしてくださいね♪