O157対策、家庭でこれだけは気をつけたいこと

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O157感染で3歳の女児が亡くなるという衝撃的なニュースがありました。惣菜店で買ったものを食べただけという、誰でもが起こりうる身近なケースに不安と心配が広がります。せめて家庭でo157を食い止めるために最低限気をつけることをまとめました。食中毒防止に常識なことばかりですが意外とふだん忘れがちなことが多いのでもう一度確認してくださいね。

知っておきたいO157の感染源は何だったの?

まずは女児がo157に感染するまでの大まかな流れから。

  • 8/11に親戚が11人ほど集まって前橋市にある惣菜店「でりしゃす六供店」のたけのこやエビの炒め物、天ぷら、きんぴらごぼうなど加熱食品を食べた。
  • そのうち、9人は無事。60代女性と3歳女児のみ。
  • 従業員や調理場から菌が検出されていない

加熱食品しか食べていない、従業員や設備からも検出されていない。でも同じ時期に系列店で同じ遺伝子のO157が見つかったことから店側のずさんな衛生管理などの2次感染であるだろうといわれています。

2次感染ってどいういこと?

ふつうO157は70度で1分以上加熱すれば死滅します。

今回のように加熱食品で感染したのはやはり店側の

  • 大皿から複数の惣菜をトングを使いまわして取り分けていた。
  • 同じまな板や包丁を複数の食品で使用していた

など衛生面でのずさんさも大きな要因のようです。

ほかに2次感染として考えられるのは

フタなどカバーのされていない惣菜の棚はとりやすいように腰ぐらいの高さのことが多いですよね。他のお客が汚れた靴で歩き回ったり、エアコンなどの空気でo157が運ばれてきたりすることもあるそうです。

「一度加熱し無菌になった食品であっても、低温になれば無菌でなくなる」と前橋市の保健所の人が答えていました。

ということは、家庭でも安心していられません。加熱食品だからって安心できない。もう自己防衛しかありませんよね。

そこで本題にはいります。

家庭でできるO157対策5つの鉄則ルール

1.買い物時、肉は小袋に分けて入れる

O157は牛などの腸内にあります。肉を買ってトレイにあるドリップに要注意。

買い物袋に入れる時そのドリップがもれて他の野菜などについたら危険。

ちゃんとした業者なら肉の解体時に他の部位に菌がつかないよう気をつけて扱いますが、

買う側にとってはどんな業者かはわからないですよね。

なので肉は別にナイロン袋でブロック。他の食品と接触しないように詰めましょう。

 

2.調理時手洗い・消毒しっかり

基本中の基本。食品を扱う前はしっかり手洗い、消毒していますか?

たまに「私の手はキレイだから大丈夫!」なんて根拠のない自信のある人がいますが

手は雑菌の宝庫。感染している人がお手洗いの蛇口を使ったかもしれません。買い物時のカートの持ち手もたくさんの人が使っていますよね。まずはしっかり手洗い消毒です。

3.まな板、包丁など調理器具の消毒

さっと食器洗剤だけで洗っておしまい…ではO157対策にはなりません。

使用後は毎回しっかり消毒。また野菜を先にきってから肉魚を調理するなど食材をきる順番を工夫するのもおすすめ。

4.野菜もしっかり洗う

食品の流通路でどんな菌が付着するかわかりません。生で食べる野菜ならなおさら、葉物野菜は1枚1枚、ブロッコリーなどは沸騰したお湯で5秒ほど湯がくのがポイントです。

5.食品の常温保存を避ける。

冷蔵庫にいれていたら大丈夫!?なんて冷蔵庫神話をいまだに信じている人はいないですよね。

冷蔵庫に入れていても食品に少しでも菌がいたらゆっくり増殖します。またO157は冷凍しても死滅しません。低い温度には強いからです。

肉を70度で1分以上芯まで加熱することでやっとO157菌は死滅します。レンジなどを使うときは加熱ムラがないように裏返したりしてしっかり火を通しましょう。

※冷蔵庫の設定温度 冷蔵10℃以下、冷凍-15℃以下に設定する。

さいごに

食中毒、O157、食卓を預かっている主婦にとっては天敵です。家族を喜ばせようと用意したごちそうによって感染し、苦しませる結果になるのはとても悲しいことです。毎日のごはん作りは大変ですが基本さえ知って習慣化してしまえば簡単なことばかり。少しでも参考になれば幸いです。

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