ハロウィン当日(10月31日)は街中にコスプレ衣装を身にまとった人達があふれかえり、にぎやかなパーティー状態。無礼講とばかりに年々派手さが増していますよね。
ただここで疑問が。コスプレのNGってないの?ハロウィン仮装でもやりすぎにならないためにコスプレ衣装のNGを調べてみました。
ハロウィン仮装、公共の場でのルールとマナー
テレビやメディアで仮装した人達がわんさか映っていますが、実は一部の地域を切り取っているだけ。有名なところでいうと東京では渋谷のセンター街、大阪では大阪心斎橋界隈など。
わざわざ盛り上がっている場所へ出向き、一番ハイテンションになっている時間を見計らってインパクトのある映像でないとインパクトありませんもんね。
でもそれを鵜呑みにしてどこもかしこもハロウィンで盛り上がっていると勘違いしてばっちり仮装で近所の街に繰り出して「浮いちゃった」なんて羽目にならない様、要注意!
公共の場に出かける時に、その周辺での盛り上がり度をチェックするのは必須です。意外と用もなくコスプレ衣装でうろうろしている人は少なく、意外とハロウィンイベントやパーティーへの行き帰りなどの理由でコスプレ衣装を身にまとった人が多いというのが現実です。
前置きが長くなりましたがハロウイン仮装のルールとマナーについてお話します。
本物そっくりの職業コスプレのNGな理由
警察官、消防士、自衛隊、レスキュー隊などの公務員の制服を巧妙にまねたもの、また軍服、警備員、看護師など職業を判断するような制服は、周りに誤解や混乱を招くためNGです。
詐欺や犯罪に発展しかねない上、本物の警察官の信頼までも奪ってしまいかねません。日本では「表現の自由」が保障されてるからいいんじゃないの?って声もあるかも知れませんが、
資格もないのに法令で定められた制服を着用することは「軽犯罪法」にひっかっかる可能性がでてきます。
そんな危ないことはやめておいた方が無難ですよね。ただし、アニメなどの架空の制服であれば対象外となります。
リアルに見える武器などの小道具のNGな理由
コスプレの仕上げとして持ちたい小道具ですが、武器のようなものは要注意です。
刃、ピストル、他武器になりそうなものなどはたとえ実際に使用できないおもちゃであっても、周囲の人からすれば脅威に感じます。
反対の立場から考えると、夜中にそんなものを持ってうろうろされていたらこわいですよね。
「銃刀法」で抵触する可能性があります。実際に通報されて職務質問、警察に一時連行されたというニュースもありました。
むやみに肌露出の多いコスプレがNGな理由
コスプレのキャラクターによってはセクシーな衣装になる場合もありますが、気をつけたいのが「軽犯罪法」での「公衆に嫌悪の情を催させるような」というガイドライン。
嫌悪を催させるというのが微妙なんですが、単に衣装の一環でミニスカートであるとか、胸が大きくあいていても嫌悪感を催すほどみだりに露出していなければOK。
そのあたりが日本独特のふわりとしたあいまい表現で判断はむずかしいところですね~。でも節度を超えなければたいがいのセクシー衣装は大目に見られているのが現状です。
ただし、あきらかに露出しすぎると、軽犯罪法どころか「公然わいせつ罪」に抵触します。
そのほかにも道路の交通がじゃまになる位の大ぶりなでか衣装は「道路交通法」で、特定の有名人を罵倒、揶揄するような表現をしたコスプレなどは「侮辱罪」「名誉棄損」などで訴えられる可能性がありますのでNGです。
お店にコスプレ衣装で入るのはNGな理由
どのお店もハロウィン祭りを歓迎している訳ではありません。お店にはそれぞれ雰囲気やハロウィンに関係のない普段のお客さんが普通にすごしている場所です。
そこに我が物顔でゾンビや魔女などの格好をした人達がぞろぞろ入っていくことはマナー違反です。
お店側は「施設管理権」というものがあるので入店をお断りできます。
お互いに気まずくならないよう、お店に入る時は「コスプレ衣装で入店してもいいですか?」と尋ねてみましょう。
お店によってはハロウィンの盛り上がりになると快諾してくれるところも。
その上でOKなら気持ちよくおいしいものを食べ周りに気づかうこともなく過ごせますよね。
まとめ
いかがでしたか?
こんなに法に抵触する可能性があるの!?と驚いたことでしょう。個人を尊重し、表現の自由を保障されている日本。節度を守ってこそ活きる自由ですよね。
今回ご紹介したコスプレ衣装NG集はどれもこれも当たり前のことばかりですが、ハロウィンの非日常シーンではつい忘れてしまいがちです。
せっかくのみんなで盛り上がる一大イベントになったハロウィン、NG事でだいなしにしないよう、みんなで楽しく盛り上げましょう♪