青春のシンボルとは片付けられない思春期のニキビ。悩みの種ですよね。
なかなか治らない、ニキビ用のクリームでしっかり保湿しているのにどんどん増える・・・なんて男子高校生、いませんか!?
実は、ニキビのようでニキビでない、偽ニキビかもしれません。
もし、本物のニキビではないのに、ニキビ治療をすると、命の危険もありうるんです。
ニキビの治療というと、しっかり洗顔後、しっかり保湿するというのが鉄則ですが、もし偽ニキビだと逆効果に。
反対にどんどん増殖してしまうことになってしまいます。その偽ニキビの正体とは!!
1.イボ(別名:扁平ゆうぜい)
洗顔後、タオルで拭く、又は顔を自分の手で触ったりすることによって増殖します。(ひげ剃りの時も)
原因はHPVというヒトパピローマウィルス。
顔の小さなキズにそのウィルスが入り込み深い部分にもぐりこんでいきます。ウィルス性のイボなので伝染りますし、なかなか治りにくい。
見た目は楕円や線状の水疱で痛くも痒くもなく、肌に近い色をしています。
治療としては、皮膚科に相談。液体窒素などで長期的治療になります。
予防としてはしっかり手をあらうこと、タオルを共用しないことなどですね。
2.背中ニキビ
背中に大発生するタイプ。原因は「マラセチア菌」。ニキビはアクネ菌ですが、ニキビと勘違いをしてアクネ菌をやっつける抗生物質を投与することでマラセチア菌のライバルのアクネ菌がいなくなって、よけいに大増殖してしまいます。
特徴は首から下に多く、特に背中にできることが多い、発生する数が一気に10~20個できます。
これも根気強く、治していく必要があります。皮膚科に相談。
3.めんちょう(←一番危険、命に関わる偽にきび)
鼻の頭など、その周辺にできるもので原因は「黄色ブドウ球菌」。食中毒を引き起こす菌で、人の皮膚や外界に広く分布されています。
鼻には細かい血管がたくさんあり脳まで張り巡らされているので甘く見ていると危険です。今は抗生物質の普及で市に至ることはほぼ無いらしいですが
早めにお医者さんに相談に行きましょう。特徴は小さくても痛く、化膿して大きく腫れたりします。また体力が落ちていると悪化しやすい。
なかなか治らないニキビは以上の3つにあてはまらないかチェックして、早めに医療機関に相談するのがいいですね。
そして手を清潔に、手洗いをしっかりすることの大事さをあらためて実感しました。