感染が拡大し続けているデング熱。そのほとんどが代々木公園や、その周辺で蚊に刺された人ということですが
もう全国各地に広範囲に広がっているので、これからもどんどんひろがっていきそうです・・。
デング熱で重篤化することはほぼ無いということで、
まだ恐怖感は薄いですがその感染を広げる蚊の正体を調べてみました。
正体は「ヒトシマジカ」
※写真は 衛生昆虫写真館より引用
人を刺す蚊はメス。
なぜ人の血を吸うのか
産卵のため、タンパク源が必要なので吸血する。普段は花の蜜などを吸っている。
1匹で何度も人の血を吸うの?
蚊は一生の中で4回、人の血を吸う。1回吸血したら3~4日後に産卵。を4回繰り返す。
寿命は40日
飛距離は50~100m
しかし、風の強い時は風に飛ばされて長い距離になります。
どんなところに蚊はいるの?
茂みのある公園や庭の木陰、墓地、竹林の周辺など。
蚊は冬になったらいなくなる?
活動時期は5月中旬~10月下旬です。種類によって卵・幼虫・成虫といろんな形で冬を越しますが、
一年中活動する「チカイエカ」というのもいます。
蚊の発生源は?
水が溜まりやすい場所。草むらやヤブなど、水がよどんでいるところならわずかな水たまりでも蚊の幼虫、ボウフラが発生。
下水溝・空き缶・植木鉢の受け皿の水などでも。水がたまらない環境で発生源を防ぎましょう。
どうやって蚊から人へデングウィルスが感染するの?
本来はデング熱は熱帯地域などで流行し、ネッタイシマカという蚊がデングウィルスを感染させるんですが、そこで
感染した人が日本に帰国し、そこに日本にいる「ヒトシマジカ」が感染した人を刺すことによって蚊にウィルスが入り
蚊の中で1週間ほどでウィルスが増殖、他の人をその蚊が刺すことによって感染が広がっていきます。
もう、どこにいてもデング熱の蚊に刺される可能性は否めません。
「ヒトシマジカ」の寿命もあとすこしなので、刺されない対策をとって、自己防衛しましょう。