最近、「もの忘れがひどくて~」と笑ってごまかすことが多くなった・・・って言う方にぜひ知ってほしい「新型認知症」。アルツハイマー病とは全く別物。しかも早めの対処で改善ができる病気なんです。症状と予防方法を「たけしの家庭の医学」で放送されていたのでまとめてみました。もの忘れがひどくて、気分が落ち込みやすい、不調というかたはぜひ参考にされて下さい。
もの忘れする、全くやる気がおこらない中高年は要注意!?
「あれ?私何しにここに来たっけ?」というもの忘れとともに以下の症状が2つ以上あったら「新型認知症」の可能性が。
- 便秘がち
- 肩こりや頭痛に
- 食欲が落ち体重が減る
- よく眠れない
- 以前より疲れやすくなった
「更年期?」またはただの「年のせい」と放っていたらどんどんひどくなります。体の中ではどういうことがおこっているのかというと、、脳の前部分「前頭葉」の血流が低下している状態。
認知症とのちがいは
「頼まれたことは覚えているのに、忘れていてやれていない」。認知症は頼まれたこと自体覚えていません。
認知症(アルツハイマー型)とは「何らかの原因で脳が萎縮して、もの忘れが頻繁に起こりやすくなり、やがて自分が誰なのかも分からなくなる」病気。いったん発症してしまうと治すすべはない病気です。
「新型認知症」はいったんボケても早期対処すれば元に戻れる病気です。ただしそのままにしていると「仮性」から本当の「認知症」になってしまいます。
※新型認知症 「うつ病型仮性認知症」高齢者うつ病から認知症のようなもの忘れ症状などを発症する病気
「新型認知症」どうしてなるの?
なるきっかけは主にストレス。番組内で紹介されていた例は
◎ 60代の男性Aさんは料理人として自分のお店でバリバリ働いていたのですが、そろそろ息子夫婦に店を任せたらという周りからのアドバイスで引退することにより、生きがいの仕事を失い、うつ病のような状態から発症。
◎ 60代女性Bさんは一軒家を購入し、引っ越したことにより周りに知り合いがいなく、一人ぼっちになることが多くなりそれがストレスに。
原因は脳の前頭葉の血流が低下すること。ただでさえ加齢などにより血流が低下気味になることに加え上記のようなストレスによりさらに血流が低下。
集中力や記憶力を司る脳の前頭葉に大ダメージを与えているんです。
「もの忘れ」を予防し、脳の血流アップする方法は?
新型認知症はいわば本格的「認知症」の前段階。まだ間に合う状態です。別名「うつ病性仮性認知症」といわれ早めの対処で劇的な改善ができるんです。
その方法とは
散歩
川柳
散歩は有酸素運動。脳の前頭葉の血流をアップすると言われています。
川柳は楽しい脳トレ。脳の神経細胞のネットワークを活性化。俳句のように季語などがなく手軽にはじめられ脳の良い刺激に。
1日30分散歩で川柳を読む「川柳ウォーキング」のびっくり結果。
家に引きこもりがちだった前述のBさんは散歩しながら川柳をよむ「川柳ウォーキング」を2週間検証。
初日は思い浮かべた単語を忘れ一句もできなかったんですが、日を追うに連れだんだんと単語も紡げるようになり、2週間後は次々と川柳が浮かび最終180句にも。
表情も明るく、気持ちも前向きになり、脳の前頭葉の状態も検査の結果かなり血流アップに!!
最初はなんだかしょんぼりしたイメージのBさんが2週間の川柳ウォーキング後は別人の様に明るい元気なイメージになったのが印象的でした。川柳も気に入ったらしくいつもテーマを見つけては楽しく句を紡ぐようになって一つの趣味に発展しそうな勢いでした。
いったんボケても元に戻ることができる「新型認知症」。番組の症例のAさんははまず脳や循環器系などさまざまな検査を行い、以上が見受けられなかったということでわかったことですがただの「年のせい」と軽く扱わず、早めの対処がキーポイントです。
ぜひ、川柳ウォーキング、おすすめです。私もはじめてみようと思います♪
川柳のカンタンなはじめ方3つのステップ
- テーマを見つける
- ストーリーを作る
- 5.7.5に当てはめる
むずかしく考えずに日頃の不満を吐き出すことから始めたらOK.そのうち、いろいろなアンテナが動きはじめて季節の移り変わりや風の爽やかさや、可愛い子犬をみつけて一句つくってみたりなどだんだん気持ちも前向きに変わっていきます。
サラリーマン俳句やシルバーは俳句など今は出版本も出るほど大人気な理由もうなずけますね!
俳句は知的刺激となって、脳の神経細胞のネットワークをしげきし、脳全体を活性化させるのでとてもおすすめの方法。お金もかからず、気持ちも明るくなって脳の血流もアップできるなんてうれしいですよね。
今回ご紹介した【テレビ朝日「たけしの家庭の医学」9/1放送】内容の詳しくは動画でチェックしてみて下さい ↓