日本年金機構の甘いセキュリティーによって年金情報流出問題が毎日取り上げられていますが、結局私たちが被るかもしれないのはどんな被害があるのかとその対策が知りたいですよね。
- 私たちのどんな個人情報がもれたの?
- どんな被害に合うかもしれないの?被害発生は?
- 自分の年金個人情報が漏れたかどうか確認する方法
- 被害に合わないための対策
1.私たちのどんな個人情報がもれたの?
流出した情報の内訳 (2015年5/28に判明)
(基礎年金番号、氏名)約3.1万件
(基礎年金番号、氏名、生年月日)約116.7万件
(基礎年金番号、氏名、生年月日、住所)約5.2万件
合計125万件
となります。職員が不用意に開いたウイルスメールによって不正アクセスされて情報が漏れたそうですが、セキュリティの甘さにちょっと驚きです。
2.自分の年金個人情報が漏れたかどうか確認する方法
日本年金機構からはシステム上確認できる対象者には6/2より個別に知らせて対処するそうですがそんなの待ってられないし、順番が回ってくる間に被害に合わないとも限らないので自分で確認したいですよね。なんかおかしな電話があったり不審に思ったら
下記電話で自分の年金情報が漏れていたのかどうか確認できます。
お客様に外部からの不審な連絡があった場合には、当機構にご連絡くださいますようお願いいたします。
専用電話窓口(コールセンター)
電話番号:フリーダイヤル0120-818211
受付時間:8:30~21:00(平日及び土日)
※上記受付時間は本日から6月14日(日)までとし、その後の受付時間は日本
年金機構HPでお知らせします。
3.どんな被害に合うかもしれないの?被害発生は?
上の記事からもわかるように電話番号は漏れてはいませんが、住所などがわかればたくさんの情報が引き出せますし、高齢者の一人暮らしを狙って家を訪問してうまく言いくるめたり詐欺の手口はとても巧妙なので安心は禁物。自分だけでなく離れて暮らす親など家族にもしっかりと教えて上げて下さいね。
私たちがあうかもしれない被害は
- 住所変更手続きをとって年金の連絡先を変更、情報を抜き取る。
- 年齢や、ある程度の収入がわかるため、悪用して詐欺の標的に。
- 今回の事件を逆手に取って年金事務所の事務員を名乗って訪問し、「流出による変更手続き」と言葉巧みに現金を支払わせる。
などですが、多種多様にあの手この手でやって来るのが詐欺なので十分注意が必要です。
この流出以前に発生している被害例はこちら
4.被害に合わないための対策
では被害に合わないためにはどうしたらいいんでしょう。
- まずその場で現金を要求する場合は100%怪しいので払わない。
- ダイレクトメールなどは日本年金機構に確認。
怪しいと思ったら電話で確認できる対策本部があるようなので
ためらわずすぐここに電話しましょう。
また、つながりにくい時は近所の年金事務所に相談して下さいとあります。
まとめ
こんなずさんなセキュリテイーでみんなの大事な個人情報を扱っていたのかと思うと身震いします。今後始まるマイナンバー制もこの二の舞いにならないようにしっかり気をつけてほしいものですね。
これからは自分の財産は自分で守るという高い意識が必要のようです。情報をしっかりキャッチして損しないよう気をつけましょう!