春のお彼岸はいったい何をしたらいいの?2016年の春のお彼岸はいつからいつまで?具体的なお彼岸を迎える準備や実際にどんなことをしたらいいのかしきたり作法から、彼岸のいわれなどをまとめてお話しします。
2016年の春のお彼岸はいつ?
2016春分の日が3/20日なのでその前後3日間、計7日間がお彼岸です。
3/17日(彼岸の入り)
3/18
3/19
春分の日 3/20(中日)
3/21
3/22
3/23(彼岸明け)
の1週間を春のお彼岸と言います。
ちなみに2016年の秋の彼岸は9月19日が彼岸の入りで9/22が秋分の日です。
※「春分の日」と「秋分の日」は国立天文台の作る「暦象年表(れきしょうねんぴょう)」によって決められます。
毎年2月1日付で翌年の該当日が発表されます。よって2年後、3年後の春分の日、秋分の日は確定できません。
お彼岸は何をするの?
- お墓まいり
- 仏壇のお参り
- ぼたもち(おはぎ)を食べる
この三つが一般的です。その理由は後ほどお話ししますが、では具体的な方法は?
お墓まいりの手順、持ち物
お墓まいりの準備するもの
- 生花(墓花一対)
- お線香
- ろうそく、ライターなど(お線香に火を灯すもの)
- 数珠
- お供え物(故人が好きだったものなど)
- 墓石の拭き掃除する用の布やスポンジ
- 周辺の掃き掃除のためのホウキとちりとり
- 水桶、柄杓(お寺で借りる)
ほうきやちりとり、お線香用のライターなど100均一で色々揃えられます。お墓まいりセットとして
お墓まいり用に用意していつでもまとめて小袋にセットしておくのも便利です。
こんなお墓まいりのお掃除セットもおすすめ。
こんなお墓まいりセットが便利そう。
お墓まいりの手順
- ご住職にご挨拶し、ご本尊に参拝、水桶、柄杓をお借りする。(省略する場合も)
- ご先祖のお墓に着いたら周りの雑草などを抜き、周辺のゴミなど取りきれいに清める。
- お墓に水をかけてこけや汚れを落とし、乾いた布で拭く。
- 花を生け、お供え物を半紙にのせて供え、お線香をあげてから、お墓に水をかけて一人一人拝む。
正式なお墓参りのしきたりは特にはありませんし、地域や風習によっても異なりますので先祖を敬い、見守っていただいている感謝の気持ちを持ってすれば正式な方法というものありません。
仏壇のお参り方法
仏壇の準備
- 仏壇をきれいに拭くなどして清める。
- 仏花をいける。
- 故人の好物やぼたもちを供える。
- お彼岸の間は毎日拝む
もし実家などにお参りにいく場合は「お供え」というのしをつけたお供え物を持参し、事前に連絡をしてお参りに行きます。服装は特に派手なものでなければ特に気にすることはないようです。
ぼたもちを食べる
ぼたもちは「牡丹餅」とかいて春の季節の花の「牡丹」からきています。なので春の彼岸は牡丹餅。逆に秋の彼岸には「おはぎ」と言い、秋の花「萩」からそう呼んでいます。中身は厳密にはおはぎはつぶあん、ぼたもちはこしあんの場合が多いですがどちらもあんこが中に入った同じ和菓子です。
最近はいろんなアレンジした和菓子が出ていますので、特にこだわりなく絶対に食べなきゃいけないものというわけでもありません。昔は甘いものが貴重だったのでご先祖さまへのおもてなしとしてお供えしたのでしょう。
お彼岸にお墓まいりをするのはなぜ?お彼岸のいわれ。
お彼岸はあの世とこの世がつながる一番近い日とされるからです。
ではなぜ彼岸があの世と通じやすいと言われるのかと言うと・・・。
仏教の教えからあの世は東にあるといわれています。太陽が真東から昇って真西に沈むのが春分の日。
ということでもっともあの世に通じやすいということです。
ちなみにお彼岸の中日、つまり春分の日の夕日を拝むといいというのを聞いたことがありませんか?
その日は真東に夕日が沈み、西には極楽浄土があるとのことから、お彼岸の真ん中の日(中日=春分の日)に夕日を拝むと良いことが得られると言われています。
あの世のことを彼岸、この世は此岸(しがん)と言い、煩悩や悩みでいっぱいなこの世(此岸)の人間が、あの世(彼岸)に渡り「悟り」を開いたご先祖さま達を思い、自分を見つめ直す方法がお墓まいりや読経です。
この機会にお墓まいりなどをしてじっくり自分と向き合い、ご先祖さまに思いを馳せて見てはいかがでしょうか。