バレンタインも近づき、どのお店にもチョコレートだらけ。最近はブランドチョコよりも、チョコの成分にこだわっているものが主流。カカオの含量が多い「高カカオチョコレート」や、「ドクターズチョコ」など健康志向の強いものがたくさん出揃っています。今注目の健康にいい高カカオチョコレートをピックアップ、チョコを食べたらどんな健康効果があるのかを検討してみました。
高カカオチョコってなんで健康にいいの?
チョコはカカオ豆からできているのはみなさんご存知の通り。
そのカカオ豆の外皮を取り除いて砕き、ペースト状にしたものがカカオマスと呼ばれるもので、
ビターチョコレートとも呼ばれています。
ミルク成分の入らないものは他にも、ダークチョコレート、ブラックチョコレートなどいろいろな呼ばれ方があり、カカオの成分も特にこれ以上入っていればなどの基準はないようです。国の違いや、業界用語としてもバラバラ。
なので私たちがチョコを買うときも
ビターチョコ、ブラックチョコ、ダークチョコ、プレーンチョコなどよく差がわからないことがありますよね。特に基準がないため、それぞれのメーカーが効果的なネーミングをつけているためだったんです。(もちろんミルクが入っていないのにミルクチョコレートとは書かないですが・・・)
さて本題です。
チョコの健康効果の主役は、なんといってもカカオ!
カカオに含まれる抗酸化作用のあるポリフェノールが健康効果の要因です。
チョコレートの原料「カカオ」ってそんなに健康にいいの?
カカオに含まれる抗酸化力のあるポリフェノールは「カカオポリフェノール」といい、
馴染みのある呼び名で言うと「フラボノール」(※1)のこと。
(※1) フラボノール
エピカテキンやカテキンがいくつか結合した化合物でできたもの。
その抗酸化物質のカカオポリフェノール(=フラボノール)などによって、
チョコレートを食べる健康効果はというと
- 脳の血流を活発にする
- 集中力を高める
- 生活習慣病予防(血糖値を下げる、血圧を下げる、動脈硬化を防ぐ、脳卒中のリスクを低減)
- 糖尿病に効果的
- 便秘改善
- ストレスに効果
など。抗酸化物質ならではの効果といって良いですね。
高カカオチョコレートが大人気!種類は?
昨今の健康志向から大人気の「高カカオチョコレート」。普通チョコはカカオ含有率が30〜40%なんですがそれを大きく上回るチョコ。食物せんいも入っているものもあったりと効果の種類も増え、売れ続けています。店頭に並んでいるチョコを見て「カカオ〇〇%かな?」など、成分表示をしっかりチェックしてみてください。各メーカーごといろいろな工夫がされていて面白いですよ^ – ^
1.明治製菓 チョコレート効果
【ポイント5倍2月12日(金)1時59分まで】[明治]チョコレート効果カカオ95%(60g)/…
2.森永製菓 カレ・ド・ショコラ
3.ロッテ カカオの恵み
【チョコレー】【カカオの恵み】アンドダーク ストロベリー 10個入り【ロッテ】
<番外編> くすりやさん、病院限定 ドクターズチョコレート
糖質制限やダイエット中の人に向けて健康に特化したチョコレート。調剤薬局、病院、または通販のみの限定販売です。
天然由来の麦芽糖から作られた「マルチトール」甘味料は砂糖のカロリー半分。代用油脂や、防腐剤、合成香料は使っておらずカカオ豆の油脂「ココアバター」のみ使用。糖尿病のお父さん、上司などのバレンタインプレゼントに。
Mother Renka ドクターズチョコレート ノンシュガーミルク 30g[マザーレンカ
高カカオチョコを食べる前に絶対読んでおきたいこと
今までご紹介してきたようにカカオに含まれる健康効果はとってもうれしいんですが、
必ず気をつけたいのは「食べ過ぎないこと」
チョコレートに含まれている成分は下記の通り
- タンパク質
- 脂質
- 糖質
- 食物繊維
- ミネラル類
- カカオポリフェノール
- テオブロミン(※2)
(※2)テオプロミンは利尿効果、興奮作用など
カカオ含量が高いということはイコール脂質も多いということ。
食べ過ぎは高カロリーだし、糖質の取りすぎは血糖値にも良くないですよね。
また近年カカオ豆の時点でカビが見つかったり、アレルギーを起こす事案が報告されているようです。
しっかり信用のおけるメーカーで、自分で成分表示、生産国などしっかり意識しましょう。
ハイカカオチョコの食べ方
チョコレートはあくまでも嗜好品。何グラム摂取という基準はもちろんありません。
また、カカオポリフェノールの抗酸化作用は比較的早くに効果は現れるものの持続性がないため、
毎日1〜2かけら(10g程度)を毎日続けて食べると健康効果としてはいいでしょう。
また集中したい時やエネルギー補給として食べるならその1時間前くらいに食べると効果が発揮できます。
まとめ
チョコレートってニキビができる、鼻血が出る、などいろいろ言われてきましたが意外に健康効果がたくさんあってびっくりです。でもそれはカカオ含量によりますし、チョコならなんでもいいというわけではないことがわかりました。砂糖がたくさん入った高カロリーチョコを食べ過ぎてしまっては本末転倒。カカオの成分表示しっかりチェックしてチョコ効果を頂きましょう。