お墓まいりの代行サービスが急増というニュースを見ました。お彼岸になったら気がかりになるのが「お墓まいり」。遠い田舎にお墓があり、年老いた親が一人で墓守をしていたら心配ですよね。かといってなかなか行けない。お墓の掃除などを手伝ってくれる人がいたらと悩んでいる人へ。
お墓まいりの具体的な手順
お墓まいりの一般的な流れはこうです。(宗教や家族の慣習によって違ってきます)
1.お墓の前で合掌し、お墓周りの掃除を始めます
2.枯れた花を処分。落ちている落ち葉、ゴミを拾う。雑草を抜くなどお墓周りをきれいに。
3.墓石に水をかけながら、柔らかい布やスポンジなどで汚れを落とす。
4.花立の水を捨て水苔などを拭き取ってきれいに。花を
5.お線香たての灰を捨てる
お墓周り、墓石がきれいになったら、きれいな水で墓石に打ち水を。
6.水鉢にきれいな水をいれ、花立に花をいれる。お供え物があったら置きます。
7.お線香をあげます。
8.数珠を手にして、合掌します
ご先祖様を供養し、亡くなった人の冥福を祈る、
「いつも見守ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えます。
※お参り後はお供え物は持ち帰り、自宅でいただくことによって繋がります。また、食べ物をそのままにしておくことでカラスなどに突かれて周りの迷惑になりますので必ず持ち帰りましょう。
ここまでが一般的なお墓まいりの流れです。
とても簡単なことのようですが、なかなか遠くて行けない人のために、お墓まいりの代行という選択肢があります。気になりながらも放置するよりは、お墓参りを代行してもらうことでお墓もきれいに保つことができ、気がかりをなくすことにもなります。
代行サービスの主な作業
じゃ、代行ってどんなことをしてくれるんでしょう?
一例となりますが、
合掌礼拝 / 作業前の写真撮影 / お供え物、枯れた花などの処分 / 墓石、外柵、装飾品(水鉢、花立て、香炉[線香立て]、ろうそく立て、塔婆立て、石碑、拝石、墓誌、灯篭、物置台、名刺受など)の拭き掃除 / 敷地内の草取り / お水、お花、お線香のお供え / 作業後の写真撮影 / 作業完了報告
お墓まいりの前後で写真をしっかり撮ってくれるので「ビフォーアフター」のように結果が見えて安心ですね。
また「心を込めて代行をします」というひとことのある「お墓まいりに行きたくても行けない罪悪感」の気持ちを汲んでくれる業者を選びたいですね。
お墓参りの代行サービスの料金は?
4000円(1回)〜10万円(年3回分)くらいまで価格は様々です。
(その中でお花代は別だったり、含まれていたりなど地域、業者によって変わります)
検索で「お墓まいり 代行」で検索するとたくさんの代行サービス会社が出てきます。
その中からお墓のある地域に近い、口コミの評判のいいところを基準に、良心的ないい代行サービス業者を選びましょう。
ふるさと納税でお墓の代行サービス!?
最近ではふるさと納税の返礼金に「お墓まいり代行」も急増しているそうです。
「ふるさと納税 お墓まいり 〇〇県」で検索。
自分のお墓のあるふるさとに寄付ということで貢献しながら、お墓まいりもできるという一石二鳥。一度お墓のある地域のふるさと納税の返戻金にそういうサービスがないか探してみては。
あとがき
お墓まいりは自分で行ってこそ、と思う気持ちは山々ですが、
- なかなか休みが取れず、遠いところにあって交通費もままならずお彼岸のたびに行くには負担が多すぎる。
- 年々親もお墓の手入れは大変そうで、なんとかお墓守の負担を減らしてあげたい。
- 誰も墓守をする人がいなくて困っている
など、そんな時に便利に使いたいのが「代行サービス」です。
昔には「猫の手〇〇」という名前の、
なんでも困りごとを手伝いますよ〜という単発の手伝いをしてくれる会社がありました。
一人暮らしのお年寄りの困りごとや、男手のいる作業などに役立っていました。
気になっていながら雑草ぼうぼうのお墓にしてしまうより、気持ちだけ届け、実際の作業は代行サービスに頼むという方法もありですよね。