水平開きのできる「おじいちゃんノート」が今話題沸騰していると聞いてさっそく調べてみました。文具好き、特にノート大好きのわたしにとってはこれは放っておけない!そのおじいちゃんノートってどんなもの?
印刷一筋77年。ちいさな印刷所が生み出した「水平開きノート」
一般のノートだと開いた時折り目の真ん中がふくらんで、書きにくかったり、コピーするのも影になってしまったりしますよね。いままではノートはそういうものだとあきらめていましたが、その難点を見事にクリアしたのが「水平開きノート」。ぺたんと開くことができるので手でおさえる必要のない方眼ノートです。
水平開きのノートの良点ポイント
- B5ノートであっても開くと左右ページが段差ないため、B4判サイズでかけるので、コンパクトに持ち運びできる上、大きく使える。特に図面やマインドマップ、イラストを描く人には特に便利!
- コピーやスキャンをするときに中央部分がふくらまないので影ができず、きれいにとれる。
- 中央部分の膨らみがないため手で抑える必要がないので余計なストレスなく字もかきやすい。
- 水平開きノート「ナカプリバイン」で東京都トライアル発注制度の認定品
- 特許も取得
なぜ、水平開きの「おじいちゃんノート」急に注文殺到になったの?
作っているのは「中村印刷所」。印刷一筋77年の家族4人で経営している町の小さな印刷所です。社長の中村さん(72)がこれまた製本業一筋の男性(77)に声をかけて2年あまりかけて開発したのが今話題の水平開きのできる方眼ノート。
50年以上の経験とすぐれた技術を持つふたりが手塩にかけてつくりだしたこのノートは性能はピカイチ。しかし商品はよくても売り出す術をもたないので、多くが在庫の山として残ってしまいました。
「使ってもらえさえしたら、このノートの良さがわかってもらえるのになぁ・・・」
残念そうな中村さん。でもこのまま在庫として積み上げてるくらいなら孫に使ってもらおうと無料でたくさん手渡しました。
もらった女子専門学生のお孫さんは「友達はあんまりノートとらないけど、絵かきさんとかだったら使ってもらえるかも・・・。」と思い今時の若者らしくツイッターでつぶやいたのが、
「うちのおじいちゃんのノート、費用がないから宣伝できないみたい。ツイッターの力を借りる。どのページ開いても見開きになるノートです・・・・」
何気なくつぶやいたそのツイッターにリツイートが殺到。
「こんなの待ってたんだ。どこで買えるの?」
「工業系の息子にあげたい。」
「図面描きに良さそう!」
ちなみに中村印刷所のホームページへのアクセスはその後200倍、今ではAmazonノート売れ筋ランキング1位、これで在庫の山は一気に無くなりそうです。
水平開き方眼ノートどこで買えるの?
あまりもの人気殺到にAmazonでは在庫切れ。入荷未定となっています。時々チェックしてみてください入荷のタイミングによっては手に入るかも↓
左右のページがつながって1枚の方眼紙のように使用可能 コピー・スキャナが撮りやすい 水平開き方眼ノート B5 30枚 10冊セット
ほかにはヨドバシドットコムなどで扱っているらしいので検索で「水平開き方眼ノート」で検索して探して見てください。
中村印刷所のホームページからも注文ができたんですが今は対応できなくて注文は受付中止にしています。
お知らせ: お陰様で水平開きノートへのお問い合わせ、ご注文を多数いただき、ありがとうございます。誠心誠意対応させていただきますので、しばらくお時間をいただく場合がございますが、どうぞご容赦ください。
このようなメッセージがかかれています。本当に真面目な誠実さを感じますね。
中村印刷所公式ホームページ
実はこのノート手作業でコツコツ作るため1日に300冊しかできないのだそう。これからまだまだ続く人気に嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。がんばって!
まとめ
このニュースを聞いて、「下町ロケット」を思い浮かべた人も多かったのではないでしょうか。業種こそちがいますが、町工場の人の技や長年の経験、カン、そして強い想い。コツコツと印刷一筋に積み重ねてきた結果、採算性を考えると大手では到底真似できないような商品が仕上がる。大々的な宣伝費は出せない小さな印刷所のお孫さんのなんの利益ももとめないちいさなつぶやきがおこした奇跡の大逆転。
そんなエピソード付きの「見開き 方眼ノート」素敵ですよね。
私も欲しい!今注文中です。待ち遠しい~♪